早いもので今年も１/4が過ぎてあっという間に４月も後半。
新入社員も１名迎えてよし！と
スタート的な気分なのか。
きっとそうでなければならないと思ったりしています。
しかし。なんだかもやもやが晴れない日々が続いているのも確かです。
そういえば新入社員の彼女。
小さなころからしあわせのえきのケーキを食べていたと。
それでここで働きたいと思ってくれたと。
もう、それだけで採用です。
そっか、もう１１年目だったね。うちの店。
気付けば当時小学生だった長男ももう大学生。
そういう子が出てきてもおかしくはないか。
と、時の流れとともに、自分が年を取ったことを実感しています。
そんな子がうちで働いてくれると決まって、
単純にものすごく嬉しかった。
彼女が自分の仕事でその気持ちをお客様に伝えてくれるような、
今小さい子がそういう気持ちになるような。
そんな仕事をしてくれるようになってくれたらいいな。
高校生のアルバイトだった子が
製菓の専門学校に行くと。
もう２年以上一緒に働いてくれている子で、
とても元気で明るくて。
そんなとてもいい子がうちの仕事を見て
お菓子屋さんで働きたい。
そう思ってくれてその進路に進んでいる。
一緒に働いている厨房のスタッフもみんな嬉しい。
普段感情をあまり出さない子でさえ喜んでいたのをみて、
さらにじじいはうれしい。
いま高校生でアルバイトしている子も、
製菓の専門学校に行きたいと。
それもうれしい。
そんなじじいの立場からみると、
すっごい大変な仕事ってわかっているのに、
そんな業界で働きたいと思ってくれている人がいまお店にはいてくれる。
もちろん、将来うちで働いてくれたらもっとうれしいけれど、
きっとそれはない。
みんなそれぞれにこの業界で頑張ってくれるだけでそれでいいんだな。
それで充分じじいはうれしい。
地方の洋菓子店として、
この業界に入りたいとか働きたいとか。
そんな風に思ってくれる人を増やすことで、
きっとこの業界に貢献できている。
そんな実感もする。
これも、地方でお店をするときに目指していた目標。
もっとそういうひとが増えていくと、
嬉しい。
だけど自分自身はどうしたらいいのか。
毎日があわただしいのかゆっくりなのか。
それすらも理解できない。
もう１０年くらいこんな流れの中に生きている気がします。
真っ暗な光の無い道をただひたすらと
お店を守りながら、家族を守りながら、
きっといつか明かりが見える。
このお店をオープンしてからずっとそんな風に感じてい走り続けているのだけれども、
１０年たっても、
写真のような夜明けはまだ見えていない気もするし、
もうずっとまっぴるまだったような。
なんとなくこういう気分が分かる人がいたらいいなとか。
なんにせよ、
先に上げたスタッフたちはみんな、
本質が分かっている。
そう、上辺だけを見ているわけじゃなく。
本当にその人がどう思っているか？
結構わかりにくくしてたつもりでも、
彼女たちは短時間で見抜いていた。
すごいな。今の若い子たちは。
とそれもまたうれしい。
そして、きっと彼女たちの未来は明るい。
日本はいろんなところでイメージが先行していて、
その中身を見ようとはしない人が多い。と僕はずっと思っていた。
例えば学歴とか、体系とか、態度とか、話し方とか。
お店でいうと、インスタとブログとかで
勝手にイメージを作られて。
今でもこの傾向はとても強い。
だけど本当に大切なことはイメージよりも中身であり本質。
そして、実際に大切にしているものはなにか？
それは例えば行間に隠れていたり
あえて見せていなかったり、
あえて見えないように取り繕ったり
実は世間の人が見えているところとは真逆だったりする。
ここから先の時代はきっとそのことに気づけている
若い子たちの時代だなと心から思う。
このことに小さなころから気づいてた僕はきっと当時は変わり者だったと思う。
でも時代が遅すぎた。
残念だけど、僕はもう今のこの時代に合わない。
本当はそんな若い子たちを照らす太陽のような存在であるべきだともわかっている。
だけどちょっと早すぎた。
だから今すべきことは
この本質を実行する体験する機会をただ、ひたすらに作り続けること。
それが僕がこの先しなければいけないこと。
そして、自分的にこの先にいつか夜明けがきて
明るいしあわせな時間を過ごせるのか。。
実は今は昼間な気がする。
じっさいにしあわせだと思うし。
もうちょっと自分の為じゃなく周りの人のために
欲張った方がいいのか。
そうですね。ほしいものいっぱいあるけどなくてもいい気もするし。
今、こうやって仕事できていて、お店にたくさんのお客様が来てくれているだけで
しあわせだと思うし。
そうやって自問自答を繰り返しつつ、
また明日からコツコツと仕事を続けようと思っています。
もやもやの正体。きっとそれは、
自分が答えを見つけられていないこと。
きっと多分そういう事だろう。と
一応まとめておこうと思います。
こんなにうれしい気持ちにしあわせな気持ちにしてくれている
スタッフたちの為にも、
どうしたらもっと進化できるのか。
とりあえずいろんなことをしてみようと思います。
あ、そうだ。
お写真の商品はしあわせのえきの店内では購入できません。
厨房内で作っているのは間違いありませんが。
さて、どちらで購入できるのでしょうか？
答えはそう。
トランキーロ。
いやいや、違います。でも内緒です。
これを読まれた皆様はぜひ冒険の旅に出かけてみてください。
そしてご自身で見つけた暁には是非買ってみてください。
安城市のいながき園芸さんと、しあわせのえきのコラボ商品です。
ショーケースの中のケーキは常にコラボしていますけどね。
あえての表現です。
