マカロンをポスターにしていただきました。
ちょっとおしゃれ感が強すぎですが、
とても気に入っています。（自己大満足）パネルにしておうちに飾りたいです。
先日、プレゼントでお渡しする風船のガスを買いに行くという買い出しをしに、名古屋に出かけました。お店は営業中でしたが、お店はスタッフだけで営業してもらってのちょっとしたお出かけです。
ついでと言っては何ですが、ずっとお邪魔したいレストランがあり、そちらへ普段仕事に、家事に子育てにと激務をこなしてくれている妻と一緒におじゃましてきました。
年に数回ですが、僕は思いっきり背伸びをしていいところのレストランへご飯を食べに行くことにしています。これは、辻調のフランス校時代の流れなのか、教えなのか。ただ、美味しい物を食べに行きたいだけではないか？というささやかな疑惑もありますが。
若いころは盛り付けだけとか美味しいまずい。とかしか見ていなかったのですが、フランスで修行中にいろんなところに食べに行くうちに、
レストランは食を通じてその空間を楽しむ場所。
というなんとなく自分の価値観みたいなものが出来上がり、写真を撮ったりすることではなく、自分がこの盛り付けをみて、お店の雰囲気を感じて、色をみて皿を見て、ワインとのマリアージュを考えてみたり、コースの流れだったり。そこで体験したものが、センスとなり、自分自身の勉強になる。
そういう意味ではレストランはパティシエに必要なセンスを磨くための貴重な体験を与えてくださる場所。
僕は勝手にそのようにおもい、勝手にキュイジニエにリスペクトを持ち、足を運びます。
写真に撮ってそれを見返し、それを再現したら、それはただのパクり。なんとなくでいいからイメージを頭の中に貯めていって、それが自分なりに解釈されてケーキに反映されていくとまったく新しいものが出来上がる。そんな経験を今まで何度もしてきました。
そんな素敵な食の空間ですが、今回は初めて隣席のお客さんが気になりました。
ご夫婦だったその二人は食事中、
携帯電話が大きく鳴る。
さらにその電話にでてそのままその席でスピーカーで会話を始める。
食べ方がクチャラー。くちゃくちゃ大きな音を立てて食べることだそうです。
携帯で料理の写真をパシャパシャ。
場末のスナックでならともかく、まぁまぁええところです。
そこでの最低限のマナーは・・・
正直僕はマナーにうるさくはないと思っています。もっとうるさい人も世の中にはいることは存じ上げていますから。現に普通の居酒屋ではスルーできますし、気にもならないでしょう。
しかし、上記のような振る舞いはとても残念に思い、非常に不快な思いをさせられました。
この話をよんで、いかがでしょうか？
僕は求めすぎなのでしょうか？
今の時代はこんなものと割り切ったほうがいいのでしょうか？
とりあえず、僕はとても残念で不快な気持ちに悩まされています。
だけど、そんな心境のなか料理はおいしいと感じられたのは料理のクオリティがすごい高いということ。決して楽しい気持ちで食べなくても、美味しいものは美味しいんだと生まれて初めて思わされました。
そんなケーキを僕は作れるようになるべきですね。
ほら、一つ勉強になった。
やっぱりレストランはすごい！
