2025.07.11


この季節はフルーツラッシュ。
猿投の桃や、
豊根村のブルーベリー

県外だと宮崎県産のマンゴーに
山梨や長野のシャインマスカット。

これらをケーキにするよりも最大限フルーツの美味しさを伝えるには
タルトやショートケーキが一番だと思っています。
わかりやすいです。

この季節にしっかりと準備をして、
お客様に喜んでいただけるように殺菌をしながら自家製ピューレを作らないといけない日々でもあるものです。

これがまた大変なのです。

そんなピューレたちを使用したかき氷やスムージー。
毎年本当に楽しく作らせていただいています。

おいしいといわれたらスーパーハッピーですが、
なかなか自分の耳には入ってきません。

フランスで働いていた時の事。
パートドフリュイを仕込んでいた時だったのですが、
なんで、フランスではこんな甘いもの作るの?と
普通に疑問だったので軽く聞いたことがあります。
その時の同僚はすぐに答えてくれました。

冷凍庫がない時代にも季節外れのフルーツを食べたいからじゃん。
甘いのはその保存のため。

そんなようなことを言ってました。

このちょっとした小話が季節外れ、例えばいちごのない時期にいちごのお菓子。
桃のない季節に桃のお菓子を出してもいいよね。
と、今この時代に生きているパティシエとして、
季節外れの素材のムースやお菓子を作ることを僕は心がけたりしています。

季節感を感じるために敢えてその季節だけ限定にするのも別に否定はしません。
ただ、僕は通年でフレッシュとは違うおいしいお菓子を作ることを
続けていたいとも思っています。

だってこの時代。
各パティスリーに急速冷凍庫ほぼ設置されているでしょ。

とまぁ、そういうわけでこの時代に生きていて運がいいと自分では思っています。

また、このような考えで通年に渡り、いろいろなお菓子がご提供しようと企てる
しあわせのえきが存在することがお客様にとっても運がいい。

そう思ってもらいたいなと。
全部がぜんぶやりきれないので、
とりあえず、地産モノだけはなんとか通年お出しできるようになることを目指しています。

そういえば振り返ってみると自分は運がいいのかもしれません。

今、実はいろいろと自分の中では充実期。
本当はもっとこうしたいああしたい。
思うのですが、

これは、この立場の義務的にそう思わないといけないと自分で自分を奮い立たせているというのが事実です。

いいところで止められるならそうしたい。
けれど、もっとスタッフたちに還元できるようにするにはどうしたらいいのか?

そう思うともっといろいろやらないと。

結局そう思っている次第です。

本当は今のままでも十分しあわせなのです。

しかしながら、自分のしあわせのハードルは低すぎる。

それでスタッフが全員満足してたらいいのですが、
もちろん、そうではないでしょう。

なので、まだまだだと思っていろいろとやらないと。

そんな風に思わせてくれるスタッフたちがそろってくれたことこそ、

自分は運がいいのだと改めておもいおこして、
明日もまた、おいしいケーキ作れるように善処します。

何が最適か?
お客様にお喜びいただけることですね。
これが無いと始まりません。

それに気づいているだけでも、
運がいい。

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