2024.09.14

楽しかった東京 もう、また行きたい。

お店を初めて13年。
お店を営業しつつ長くお店をあけることをしなかった僕がどうしても行きたかった講習会に参加してきました。

スタッフも増えてきてくれているので、営業しつつもお休みは取れている。
そんなことができているので、
この辺りがきっとチャンス!!と思っていたのもとても大きいです。

その講習会はチョコレートのヴァローナの講習会。
ボンボンショコラを3日間かけて作るっていう一応プロ向けの講習会です。

実は数年前にその存在を知り、行きたい!!と思ったのもつかの間。
結局その時に行くことはできなかったので次のチャンスがあれば絶対に行きたい!!

そう思ってチャンスをうかがっていました。

このような講習会はまぁまぁな金額がかかるので、普段なら躊躇するところなのですが、
来年以降ちょっと動きづらくなる予定があるので、
僕は行くなら今しかない!!

そんな風に思ってお店を長期(三日)開けて参加させていただきました。

この期間スーシェフをはじめスタッフたちが、
大きな問題もなく営業してくれたことは、
本当に心から感謝しています。

本当にありがとうございました。

僕は専門学校を2回出ています。

一度出た後に、ある程度仕事をしてそのあとにもう一度
フランスの専門学校に行くという。

なんだおまえ。学校大好きか?みたいな。

一度目の専門学校は辻調理師専門学校系の製菓学校。
ココでの成績最低クラス。
そして、仕事を数年経験した後に入ったパリのコルドンブルーは
主席で卒業と。

この経験から、専門学校に入る前に仕事をある程度できるようになってから行った方が、
得るものがとても多く、ためになる。
多分普通の頭で普通な生活を高校生まで送っている人だったら違うのだろうけど。

頭が悪くてどうしようもない若い子で専門学校に行きたい人は、
まず働いたほうがいいよと思ってしまう次第です。

そのあとに専門学校行くと、
ベースがあるので大切な事や知らなかったことに気付くことができる。
それだけでも得るものは多くなり、きっと自信になると思っています。

もちろん、現場だけ経験してスーパーシェフになる人もいるので
僕の方法論が正しいとは限りません。

でも、この仕事をどうしても続けたかった。
それは働いていたお店で完全に否定されて、この職業は辞めろと言われても、
その気持ちが大きかったっていうことの方が大きかっただけのこと。

絶対にここから這い上がってやるという気持ちと、
今はどうでもよくなったのですが当時否定して
今はつまらない人生を送っている人たちへの
復讐心からくるもの。

僕自身、フランスに行ってよかった。
一生懸命つたないフランス語でも熱心にいろいろと本当に良くしてもらえた。
それは僕の覚悟を話さなくても、この程度のニーヴォーのフランス語で来ただけで、
それだけで十分気持ちは伝わっていたからだとあとから言われたことを覚えています。

そう、覚悟。
僕はここで絶対に這い上がってやるという強い意志というものと、
これでだめだったら、本当に人生終わる。
そんな悲壮感が漂っていたはずです。
でも、その中でも楽しく過ごしていたとも思います。

そんな気持ちを少し思い出した今回の講習会。
参加者は全国津々浦々。
北は北海道南は北九州。
北陸の人もいたり、東京の有名ホテルの方もいたり、
なんと以外に近い岡崎のお店の方もいたりと。

そして、挙句の果てに僕が2位だったアルパジョンの優勝者でもある、
その時以来のお知り合いの有名シェフもいらっしゃったりと。

てかなんでいるんすか?
教える側でしょあなたは(笑)

一言。インプットだよと。

かっけー。でらかっけー。。

めっちゃ超絶リスペクト!!

その時点でテンションマックスで嬉しさマックスで舞い上がりつつも、
やべ。あんなに成功しているのにまだ勉強されている。

ここでも悲壮感は漂いますが、
楽しくは忘れないように心がけておきました。

授業の内容や作ったものはどこまでお話していいのかわからないので、
詳しくは書きませんが、機会があったら絶対に行った方がいい。
てか、また是非行きたい!!そんな気持ちにさせてくださった講習会でした。

知っていることはもちろん、
知らないこともまだまだたくさんある講習会。
絶対に僕が最年長だと思って伺ったら、
まさかの上はもっといたという現実。

やっぱりこの職業は一生勉強です。

で、東京ということで一日目は前乗りなので何もできず、
二日目に友人と会う約束があったので、
もう、それはそれはべろんべろんになるまでお酒を飲み、
さらにその友人に連れて行ってと頼んでいた
専門学校の同期のお店にお邪魔して、
お酒をいただくというもう、自分は酒豪か?と一見勘違いするような
普段全く飲めない酒なのにそんな飲み方をして。

まんまと二日酔い。
でも、謎の緊張感で乗り切り、その晩はどうしてもしたかった皇居を一周走る。
つもりでしたが、なんせ二日酔い。
おとなしく歩いてみたりしたのですが、テレビで見たことのある景色がいっぱい。
東京に住んでたこともあるのに。。

お上りさんが
心から楽しんだ3日間でした。
夏休みもなかったので、これくらい許してください。

で、現実に帰ってくると、やっぱり現実ですね。

また、勉強という言い訳で東京行きたいなと。
いつも日帰りで東京に行ってたので楽しむことをすこし忘れていたようです。

しかしながら復帰初日は現実に戻されて、いつも通り平常運転。

でもまだ心に余裕はあるはずと信じて、
クリスマスケーキの開発という魔物に挑戦します。

なんでも仕事ってそうだと思うけど、
受け身で教えられて役立てることってなかなかできないと思います。
なので、僕自身は自分から率先して仕事を教えていただくという。
そんな風に仕事をしてきました。

僕がお菓子の講習会やお菓子の専門学校がいいなと思うところは、
完全に受け身の状況でもめっちゃ知識が増えて、
新しいことを覚えられる。

あぁ、そうだインプット。

そうそうインプット大事です。

それを自分というフィルターを通して、どれだけアウトプットできるか。
この辺りが、僕の本当のお仕事。
きっと今までにない面白いもの作れるはずです。

クリスマスケーキどうかご期待ください。
この楽しい頭の時にこそ、
いいものが作れる。

これを実践していこうと思います。

一人でも多くのお客様をしあわせに。
その小さな種を手に入れました。

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