自信を持つということはすべてにおいて万能であると自分自身で思えた時。
僕はおそらく若いころからずっとそう思ってきました。
なので、自信は持てません。
なぜなら理想が上記であるから。
と、簡単に諦めます。
もちろん、部門ごとによっては自信があることもありますが。
基本的に自信満々だったことなど、今の今まで一度もありません。
周りを安心させるために自信を持っているふりをしていたとしても、
それは簡単に見破られる。
それをわかっているからっていうのもあるのと、
自分がそういう人があんまり得意ではなかったから。
勝手に周りの人がそう思ったとしても
それはあなたの勘違い。
景気の動向を左右したりすることなどできないし、
ましてや生まれながらに日本人である以上、
世界最大の権力者である合衆国大統領になれるようなこともない。
井の中の蛙といわれるように世界から見た安城市桜井町の小さな洋菓子店など、
吹いたら飛んでしまうちっぽけなもの。
そうやって自分を卑下しているわけではなく、
あくまで謙虚に生きていきたい。
これは隠すこともない僕の本音です。
あくまで自分はこのお店を運営する一人。
でも、責任は全部来る。
お客様にご迷惑をおかけしないように。
ただ、それだけを毎日考えて過ごしています。
あ、あと次のケーキとか、次の展開とかもですね。
考えているのはお店のことと、スタッフの事。あと、子供たちの事ばっかり。
振り返ってみるとあまり自分自身の事を考えていなかったような気がします。
いや、考えていたのですが、それは仕事やほかの事と比較するとまったくもって、
比率は低いもの。
そのような状況下で僕は今自分の事を少し見直してみると。
やっぱりもっとお菓子の事を勉強したい。
もっとおいしいものを作れるようになりたい。
もっともっとお菓子に接する時間が欲しい。
そんなことを思い始めます。
まだまだ自分が知らないことはいっぱい。
それはお菓子の事もそうだし、
楽しいこと、苦しいことつらいこと。
これから起こりうるであろう地震の時にどのように動けばいいのか。
これはとても難しい。
自分が一人でも多くの人の役に立つために。
自分を犠牲にしすぎず、
人を犠牲にしすぎず、
みんながしあわせになれるようにするためには
いったいどうしたらいいのだろうか?
やっぱりもっとおいしいお菓子を作れるように勉強を繰り返すのみです。
最近はお店の売り上げは落ちっぱなし。
この現実を受け止めて、僕自身何とかしたいと経営関係の勉強をずっとしていると、
やっぱり面白くないなと。
でも、それじゃダメなんですよね。
かといって卑怯臭い手を使ってでもしあわせのえきの来店動機を上げるべきか?
絶対にやだ!
じゃあどうしたら。
黙ってるのが一番なのか?
いや、今更。
そんな感じでずっと模索しています。
でも、立ち返ると、
やっぱり違うベクトルでおいしいものをもっと作れるようになるべきだと。
今、自分に自信を持っている方は何を根拠に自信を持っているのか聞いてみたいです。
僕はそういう人の薄っぺらいお話で楽しく酒が飲めます。
自信を持っている人を尊敬するのではなく、
謙虚に結果を積み上げる人を僕は尊敬しています。
だからこそ、今自分自身に自信を持つために。
謙虚に結果を積み上げるために、
おいしいお菓子を作れるよう勉強して、
もっともっとお客様によろこんでいただけるお店を作っていきたい。
そう思います。
僕たちの作るお菓子をもっと多くの方々に喜んでいただける場所へ。
今のお客様も大切にしつつ。
それができるように善処させていただきます。